厚生労働省は30日に開催した社会保障審議会年金部会で、20代から50代で配偶者と死別した者を対象とする
遺族厚生年金について、養育する子供がいない場合は、男女とも５年の有期給付とすることを提起したようです。

現行制度では、主たる生計維持者を夫とする考え方により、30歳以上の妻については終身給付であるのに対して、
夫は55歳以上でないと受給できない。こうした男女差を、女性の就業の進展や共働き世帯の増加等の変化を
踏まえて見直すとのこと。現行制度を前提に生活設計している者に配慮する等の観点から、見直しは、相当程度の時間を
かけて段階的に進めるとしているようです。

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001281516.pdf